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ヨハニスベルク城

1100年頃、当時のマインツ大司教ラバヌス・マウルスによって「ビショフスべルク」と名付けられたこの丘にラインガウ最初の修道院が建てられ、1130年に新約聖書に出てくる重要な人物、洗礼者ヨハネにちなんで奉献されました。1525年に農民一揆の祭に破壊された後、1716年にフルダ修道士侯爵であるコンスタンティン・フォン・ブットラーがその土地を獲得しました。彼は、地下のワインセラーと教会以外は取り壊し、バロック様式で今日のヨハニスベルク城を建設しました。

ずっと手入れをされていなかったぶどう園は、1720年に最初のリースリング種の苗が植えられ、それが新しいラインガウワインの歴史の幕開けとなったのです。

今日、ヨハニスベルク城は地域の枠を超えてその名が知られています。ワイン、900年の歴史を持つ建物、そして250メートルの長さの地下だけでなく、ヨハニスベルク城の眼下に広がるライン川とぶどう畑の牧歌的な風景もここならではのものです。また、この城はコンサートや文化的な催し物が行われる文化的な場所でもあります。